山の奥に佇む、知られざる湖
キンムトー(湯沼)
住所 | 北海道川上郡弟子屈町美留和 湯沼 |
---|---|
面積 | 4.17ヘクタール |
水深 | 最深6.3m |


屈斜路湖の東側の山中にある、秘境と呼ばれる小さな沼「キンムトー(※1)」があります。山の上にある神秘的な湖を意味するキンムトーは、かつては周囲に温泉が湧き出ていたことから地元では「湯沼(※2)」とも呼ばれています。ここは雨水や雪解け水がたまってできた沼で、わずかな湧き水も出ています。
山奥にあるキンムトー。沼とその周辺はいつも静寂に包まれていて、どこか厳かな雰囲気が漂います。周囲には人工物が一切ないため動物たちの気配も色濃く、ここに至るおよそ7kmのルートを歩く際にはクマ避けスプレーなど充分な装備が必要です。
訪れる人もごくわずかな、森の中にひっそりとたたずむ小さな沼ですが、秋には黄金色に染まった木々が周囲を彩り、それは見事です。また、近くには「第2硫黄山」と呼ばれる噴気の吹き出す小さな山や、地中から泥の湧き出す「ボッケ」もあり、屈斜路カルデラの鼓動を体感できる不思議スポットとなっています。
(※1)地図によっては「キムントー」と表記されているものもあります。
(※2)地元では「湯沼」の他に「沼湯」の呼び名もあります。
入山に際しての注意
- 周辺を歩く際には、ヒグマやスズメバチなどに充分ご注意ください。
- 携帯電話がつながらない場所もありますので、入山の際は安全管理、リスクマネジメントの対策をお願い致します。