情報発信局から
源泉派の法被をまとい川湯温泉の提灯を手にしたキャラバンが道東中を駆け巡る!
川湯温泉が普段よりもさらに熱~く、そして固く結束する伝統の川湯温泉キャラバン(主催 川湯温泉キャラバン実行委員会)が11月26日の「いい風呂の日」に行われた。
昔から川湯温泉を支えてくれている近隣の皆様へのご挨拶とPRが目的。
今回は料飲店組合と旅館組合の両組合長を“大将”にホテルや飲食店のスタッフ、観光協会、そして弟子屈町役場の若手職員らが集結。川湯温泉の泉質に負けない強烈で濃い(癖のある?)布陣になった。1970年代には既に行われていた川湯温泉キャラバン。4回目の私はまだまだド新人、レジェンドの皆様を前に変な汗をかきながらの参加である。


キャラバンは弟子屈町役場をスタートし、「根室」「釧路・厚岸・浜中町」「釧路市・白糠町・鶴居村」「オホーツク」の4方面へ。私はまず味楽寿司の大将・大浦健一さん率いる“根室号(通称味楽号)”と行動を共にし、1か所目の中標津町のJAけねべつを訪問。

実はこのキャラバン、基本的にはアポなしだが川湯温泉キャラバンを名乗るとみなさん「ああ川湯さん!」と温かく迎えてくれる。道東向けのかわゆ宿泊割(平日限定で大人2000円小人1000円割引、2026年3月29日まで)や豪華景品が当たる飲食店のスタンプラリー企画、そして川湯温泉の新しい「いのち、目覚める。」ポスターなどをPRしながら街から街へとキャラバンする。


「川湯温泉の魅力は何といっても温泉。そして飲食店の数も道内の温泉地の中では多い。いい温泉、いいホテル、いい飲食店で1年の英気を養って欲しい」と大浦さんは川湯温泉の魅力を話してくれた。

知床羅臼に向かう根室号と別れた私は1時間半かけて厚岸町へ。道の駅で料飲店組合組合長かつスナックCOCOマスターの瀬原栄一さん率いるチームと合流し、お約束の写真をパシャリ。

その後、厚岸町役場に向かうと、なんとアポなしにもかかわらず三浦克宏町長がご対応。「川湯さんには小さいころからお世話になっています」とにこやかに語ってくれた。
時に「厚岸町川湯温泉」と言われるほど、厚岸町と川湯温泉の絆は深く、今年3月にはぷりぷり濃厚の厚岸産牡蠣を使ったフェアを川湯温泉の宿泊施設で開催。来年の3月にも大粒のアサリを使ったフェアを開催予定だ。


「結局は人と人の繋がりだからよ」
いつもの口調で瀬原さんがぼそっと呟く。うん、確かにそうだ。実際に現地に出向き、直接顔を見て今の川湯温泉を伝える。そうした一つ一つの地道な積み重ねが今に繋がっているのだろう。あっ、ルパンさんももしよかったら川湯温泉きてね。


キャラバン中、他のチームからも続々と写真付きの報告が届く。摩周湖観光協会の秋山参事率いるオホーツクチームは新たに誕生した川湯温泉の提灯をフル活用。川湯観光ホテルの海外スタッフお二人も一緒になんか楽しそう。



一方、わが旅館組合の榎本組合長率いる釧路市・白糠町・鶴居村チームは硬派にモクモクと企業中心にキャラバン。チームごとの個性が出るのも川湯温泉らしさ。そしてなぜかやっているうちに結束が強まっていくのだ。


この時期の道東は本当に日暮れが早くあっという間に夜がくる。日帰りチームの川湯帰還の報告が来る中、半分のメンバーは根室で一泊。

次の日も根室・中標津・別海を中心にキャラバンし、川湯温泉へと戻った。今回のキャラバン先は計70か所、総走行距離1500キロ。川湯温泉のように温かく迎えて下さった全ての皆様に川湯温泉よりも熱く感謝申し上げます。





少しずつ前に進む川湯温泉と同じように毎年少しずつ変化する川湯温泉キャラバン。
来年もまた源泉派の法被をまとい、提灯を手にし、ちょっぴり熱い想いを持ったメンバーたちが皆様の街に現れることでしょう。

ということで、キャラバン実行委員会事務局のお仕事もこれにていったん終了。
さ、温泉にツカッテフッカツしてこよう。

川湯ホテルプラザ
星野 慎吾
川湯ホテルプラザと川湯温泉旅館組合で主に情報発信や企画を担当。個人の立場でも川湯温泉のことを伝え続けている。