情報発信局から

10月18日(土)川湯マルシェ&アトサヌプリライトアップレポート

今年もこの季節がやってきました。秋といえば、食欲の秋です。
川湯温泉で美味しいグルメを堪能できるイベント、川湯マルシェに行ってきました!
川湯マルシェは、毎年秋(10月)に開催されるイベントです。
年に一度、弟子屈の飲食店さんが川湯温泉街に集い、自慢のメニューを振る舞います。
訪れた人たちは温泉川のそばで色づく紅葉を眺めながら、弟子屈の美味しいグルメを楽しむことができる、この季節ならではのイベントです。

温泉街に到着すると、大人から子供まで集まり賑やかな声が聞こえてきます。
川湯マルシェでは食事だけではなく、伝統の「川湯ばやし」、川湯温泉の歴史に触れる「温泉川ナイトウォークツアー」、期間限定の「アトサプリ硫黄山ライトアップ」も開催されているので、観光で来られたお客さんも存分に楽しむことができます。

早速、私も良い匂いに誘われ、まるはちさんの「えびのっけチャーハン」を頂きました。
続いて、石花木金さん「弟子屈ポークホットドック」息子は源平さんの「源コロバーガ一」「かぼちゃドーナツ」を立て続けに頂きました。(美味しいっ!)

写真に収まらなかった祭蔵さんの「おでん」、テシカガタウンラボさん「豚まん」も頂きました!(食べ過ぎ注意!)

川湯マルシェに行った時の悩みは、どれを食べるのか決めなくてはいけないことです。
どれも美味しそうなので選ぶのが難しい、、、。

そうこうしていると、川湯の郷土芸能、「川湯ばやし」が始まりました。
昭和47年から各世代で受け継がれてきた川湯ばやし。今の世代を担うメンバーが、一生懸命和太鼓を叩き、軽快な音色が川湯温泉街に響きわたらせます。
私も、周りの人たちも、その太鼓を打つ姿に感動し、会場が一体となってその姿を見つめていました。

川湯ばやしが終わったあとも、岩盤テラスを散歩する人や、笑顔で食事を楽しむ方が多く、お祭りのような雰囲気でした。

ちょっと、肌寒くなってきたので、私たちは川湯温泉に浸かることにしました。

北海道に住んでいると各地で様々な泉質の温泉に入ることできます。もちろん、どの温泉も最高なのですが、その中でも川湯のお湯は個人的に一番のお気に入りです。
強酸性もお湯はピリピリして若干痛いけど、「硫黄山からくる温泉に自分は浸かっているのだ」という大地の恵みを受けている気持ちと、何より温まり方が尋常ではありません。
上がった後、肌の調子も良いし、身体の芯まで温まってから外に出た時、幸福感に包まれます。

日帰り入浴を終えたら、アトサヌプリ(硫黄山)ライトアップへ。
硫黄山 MOKUMOKUベースに到着すると、音声ガイド付きで鑑賞できます。プラネタリウムのような感覚で見られるようになっています。売店ではいもだんごや、ソフトクリームを注文できるので、私は湖水コーヒーを注文し、飲みながら鑑賞することに。

真っ暗闇の中、ライトに照らされたアトサヌプリの白い岩肌と噴煙が際立ちます。
アトサヌプリの麓まで行く人や、MOKUMOKU ベースから楽しんでいる人が見受けられます。
じっと眺めていると、ライトに照らされた岩壁が目の前に広がるので、何だか別の星に降り立ったような気持ちになります。お昼とはまた違った、迫力のあるアトサヌプリの姿を見ることできます。
私はしばらく、湖水コーヒーを飲みながら暗闇に照らされるアトサヌプリを眺め、ライトアップを見に来ていた人たちの感想に耳を傾けていました。
この日は、1日を通して川湯を満喫することができました。

来年の川湯マルシェも楽しみです!

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Northern Prime(ノーザンプライム)

高山 七海

2021年より弟子屈町へ移住。株式会社北国からの贈り物にて旅行事業、宿泊施設運営、通販事業に従事。2025年より、観光ハイヤー業を開業。川湯温泉をコースとする、温泉ガストロノミーウォーキング大会の実行委員を務める。