情報発信局から
川湯神社例大祭と川湯ばやし

川湯温泉では毎年8月27日から29日まで川湯神社例大祭が行われます。
28日は神輿が町を練り歩き、保育園児・小中学生もそれぞれの神輿を元気に担ぎ、川湯の郷土芸能である川湯ばやしの音色が、共に祭りを活気づけます。

今年は雨の中の出発で天気が心配でしたが、祭りの熱気で雨も上がり、全13箇所を演舞して巡る事ができました。
それぞれの場所で待ちかねる地元の方々や観光客。子供たちは高揚感と緊張の中、練習の成果を精一杯発揮しました。大人の部は大迫力。硫黄山を背に披露した皆の姿は、その雄大な景色が一層後押しとなり圧巻でした。
道東の短い夏に終わりを告げる風景です。

川湯ばやしの歴史は長く、昭和47年の初披露から今日まで伝承されながら、弟子屈町内の様々なイベントでその力強い音を鳴り響かせています。
足元から感じる和太鼓の地響き、地元子供たちの一生懸命演舞する姿、耳に残る和笛の音色と、鐘の音。小学生で叩き方を覚えてから、個々の積み重ねが歴史となり、大人になった私達がまた継承していく。大切に次代へと繋いでいきたい伝統です。

いなか家 源平
井出 遥
北海道弟子屈町川湯温泉出身。居酒屋「いなか家 源平」は1977年創業。川湯温泉の好きな温度は高温。